ドラム缶って、なに?

ドラム缶(steal drum)とは金属を主材料とした18リッター以上400リッター以下の円筒形容器を総称してドラム缶 といいます。
ドラム缶の始まりは、100年程前に米国の女性ジャーナリストによって欧州旅行中、グリセリン入りの金属樽を見て、現在のドラム缶の原形を考案したことによります。
ドラム缶の内容物は昔は大部分が灯油やガソリンなどの石油製品でしたが、現在では、石油化学製品が全体の8割を占め、医薬原料などの液体や欧米での日本食人気が高まるにつれて、醤油などの輸出用としても、運搬、貯蔵などに用いられてます。
材質別には、鉄(スチール)製・プラスチック製・ステンレス製 などがあり、サイズ別には  200L ・ 100L ・ 50L ・ 18L(一斗缶)など の5種類あります。ドラム缶の容量でもっとも一般的なのは、200リットルで、サイズは直径が約0.6m、高さが約0.9mです。また、一般ドラム缶にはクローズタイプとオープンタイプという2つのタイプがあります。クローズタイプは、液体用で、天板に口栓が2ヶ所付いておりそこから充填物を注入します。オープンタイプは粘度の高い液体や粉体・固体を入れるのに使用され、オープンドラムの蓋を外すと大きく開けられます。

ドラム缶の販売

ドラム缶が現在製品として販売されているのは、未使用である新ドラム缶と、もうひとつは使用済みのドラム缶を回収し洗浄した再生ドラム缶の2種類になります。
ドラム缶メーカーによって生産されたドラム新缶はドラム缶のユーザーである石油会社、化学会社、塗料会社などに配達されます。これらの会社でドラム缶に石油製品や化学製品、塗料などの内容物が充填された後、ドラム缶内容物が使用されて空缶になり、ドラム缶は1回目の使用を終えます。ドラム缶は一旦使用された後もユーザーからドラム缶更生メーカーによって回収され、内部を洗浄した上で新しく表面塗装などを行い、再び新缶と同様にユーザーに配達されます。このような更生処理を経て通常は1個のドラム缶が4〜5回使用されるのです。
ドラム新缶はホームセンターで取り扱っていますし、田舎にいくと、自宅で灯油をドラム缶で保管するため、灯油販売店で販売っています。自分でドラム缶をキレイに洗浄するつもりであれば,ガソリンスタンド、自動車整備工場などに使用済みのドラム缶があります。また、ドラム缶風呂用に改造したドラム缶の通信販売をしているところもあります。

ドラム缶風呂

ドラム缶風呂に適している缶は衛生面・錆・強度の問題からステンレスドラム缶が最適です。一般ドラムでは一晩放置しただけで錆びてしまいますので、ドラム缶風呂の利用には適しません。
ドラム缶風呂の一番簡単な作り方は、未使用のオープンドラム缶を購入し、ブロックでかまどを作り、その上にドラム缶を設置、木で底板(円形すのこ)を作ります。そのあと、ドラム缶にお水を入れ、火をおこして、30分ほどでお湯が沸いたところで、ドラム缶風呂のできあがりです。
<嵐>のメンバーがヒミツの「隠れ家」のそばで「ドラム缶風呂」づくりに奮闘しているところを全国にオンエアしているのが、C1000レモンウォーター」の新作CM「ドラム缶風呂」篇です。
ドラム缶風呂に火をおこそうと、ゴ・ク・ラ・ク〜!オリジナル曲「冬を抱きしめて」のテンポにのせてパタパタと軽快に団扇をあおぐ相葉さん、櫻井さん、二宮さん、松本さんの<嵐>のメンバー4人。どうにかこうにか、ドラム缶風呂の完成で、沸きたてのお風呂にまっ先に飛びこむ<嵐>のリーダー大野さん。ドラム缶風呂を満喫する大野さんの満面の笑顔が印象的ですね。

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